海外出張の持ち物リスト・便利グッズ【年10回以上の渡航者が解説】

この記事では海外出張の初心者に向けて、「海外出張の持ち物リスト便利グッズ」を解説します。

この記事で紹介する内容は下記の3つです。

  • 収納先は(1)スーツケース、(2)ビジネスバッグに分けて準備する
  • (1)スーツケースに収納するものリスト(衣服・日用品・お土産)
  • (2)ビジネスバッグに収納するものリスト(貴重品・電子機器・その他)

筆者は、米国・中国・アジア・中南米など世界各国を年間10回以上海外出張しています。コロナ禍でも年1回は仕事の都合で日本と海外を行き来していました。

この記事で紹介する海外出張の持ち物リスト・便利グッズを下記の図にまとめました。

海外旅行でも使えるので、ぜひ参考にしてくださいね。それでは解説していきます。

目次

収納先は(1)スーツケース、(2)ビジネスバッグに分けて準備する

2週間くらいまでの出張であれば、スーツケース1個、ビジネスバッグ1個で準備します。

  • スーツケースに入れるもの:主に空港やホテルで預けておくものを収納
  • ビジネスバッグに入れるもの:常に持ち運びするものを収納

空港や移動中に荷物を出し入れするのは面倒なので、どちらに何を入れるかは事前に計画しておきましょう。

スーツケースのサイズは、海外出張の日数に合わせて選びます。

筆者の場合は、5泊までなら機内持ち込みできるサイズのスーツケース、それ以上なら預け荷物にする大型スーツケースとして使い分けしています。

スーツケースの選び方・サイズ(※読み飛ばし可)

限られた時間で効率よく現地移動する必要のある出張でのスーツケース選びで重要なポイントは、収納力と重さです。

なるべくコンパクトに多くのものを持っていけるスーツケースを選びましょう。

スーツケースは一緒に出張する上司や同僚、出張先の社員やクライアントの目にも止まりますので、奇抜なカラーや安っぽいデザインは避けた方が無難です。

また、スーツケースは大事に使えば10年以上使用できるので、しっかりしたブランドで自分の納得できるものを選ぶことをオススメします。

筆者は4−5泊くらいまでの海外出張であれば機内持込サイズのスーツケースを使用しています。

登場時の預け荷物手続きや着陸後の受け取り荷物を待つ時間も不要ですし、コンパクトで小回りも効くので現地での移動も快適です。

同じフライトの同行者がいる場合は預け荷物の受け取り有無でお互い待たせてしまうことになるので、事前に預け荷物の有無を確認しておきましょう。

 おすすめスーツケース(機内持ち込みサイズ)

【サムソナイト】 モメンタス スピナー55/20 機内持込可 39L

機内持込可サイズとしては最大容量でありながら2.8kgと非常に軽くデザインも高級感がありコストパフォーマンス◎のスーツケースです。フタを開けるとケース内全体が見渡せるので出し入れしやすい。フタの裏面と内部の両サイドに収納ポケットがあり、充電器などの小物も散らからずに収納できます。ソフトタイプなので汚れや雨には注意しましょう。

おすすめスーツケース(預け荷物サイズ)

【エース トーキョー】 ACE クレスタ2 85L

日本の人気ブランド「エーストーキョー」の大型スーツケースです。軽くて大容量、丈夫、デザインも美しく非の打ち所がありません。ハードタイプで85L 4.4kgという重量は、実際に持ってみるとその軽さが実感できます。
値段も4万円以内とコストパフォーマンス抜群のスーツケースです。

ビジネスバッグは3WAYタイプがオススメ

筆者は普段の通勤では手持ち、肩掛け、リュック背負いの3タイプで使える3WAYビジネスバッグを愛用しており、海外出張時はスーツ着用の場合は手持ち、スーツの上着を着ない場合はリュックタイプにして使い分けています。

オススメ3WAYビジネスバッグ

マンハッタンパッセージ]ゼログラヴィティー 3WAY

マンハッタンパッセージのゼログラヴィティー3WAYブリーフケースとにかく軽くて、内側と外側のポケットが多く収納力が高いことが特徴です。収納力が非常に高いので、1−2泊の国内出張であればこのバッグひとつで充分足りています。

機動性重視のビジネスシューズ

スニーカーのような履き心地の「テクシーリュクス」のビジネスシューズ

スタイリッシュでオシャレな革靴デザインでありながら、履き心地が柔らかく足にフィットしてスニーカーや運動靴に近い感覚で走ったり長時間歩くことができる優れものです。普段使いでも良いですが、海外出張中は普段より格段に歩き回る機会が多いため特におすすめです。

かれこれ5足は購入していますが、写真の「TU-7010」ブラックがシンプルながらデザインもスマートで気に入っています。汚れや雨に強い点も出張向きのポイントです。

(1)スーツケースに収納するものリスト(衣服・日用品・お土産)

スーツケースには、機内持ち込みしないもの、ホテルに置いて日中に持ち歩かないものを中心に収納します。

移動はスーツ上下を着ていくことを想定しているので、スーツ上下、ベルト、革靴、ハンカチは収納物から省略しています。

この方が荷物を減らせますし、万一、ロストバゲージになると出張先で困ることになるので移動はスーツの方が良いでしょう。

① 衣服

インナーシャツ・下着・靴下(日数分)

筆者の場合は1週間程度の出張であれば日数分の下着を準備し、それ以上の出張では現地で洗濯します。海外出張はハードなスケジュールになることも多く、ホテルに着く頃にはヘトヘトになっていることも多いので、1週間以内であれば、日数分を持っていくことをオススメします。

ルームウェア上下(1着)

大抵のビジネスホテルでは快適な室温に空調管理されているので、薄手のものが1着あれば大丈夫です。

ネクタイ(1本)

移動時はノーネクタイなことも多く、つい忘れがちなのがネクタイです。最近は海外のフォーマルな場でもノーネクタイが多いですが、カバンに1本入れておけば安心です。

折りたたみシューズ ※任意

革靴は動きにくいけど運動靴を持っていくのはかさばる、そんな時は折りたたみシューズが便利です。軽量かつコンパクトに折りたためるので邪魔にならず、ホテル内のジムや自由時間の外出時に使えるので重宝します。

TESLA(テスラ) マリンシューズ ウォーターシューズ [水陸両用・軽量]

私服 ※任意

土日など自由時間があれば動きやすい服装が1着あると良いです。着る機会がなさそうなら荷物になるので省略しましょう。

② 日用品

ビジネスホテルであれば、使い捨て歯ブラシ・歯磨き粉、クシ、シャンプー・リンス、ボディソープ、タオル・バスタオル、使い捨てスリッパあたりは標準で備わっていることが多いです。筆者の場合は、歯ブラシ・歯磨き粉、洗顔クリーム・シェーバーは普段使いのものを持参して、シャンプー・リンス・ボディソープなどはホテルの備品を使用しています。

無印良品 吊るして使える洗面具ケース

これに洗面具を一式入れておくと、スーツケースからサッと取り出してホテルの洗面台に吊るして使えるので便利です。

歯ブラシ・歯磨き粉

ホテルの備品を使うことも多いのですが、万一、ホテルになかったり、深夜便の前などに空港で使う時のために持参しています。

洗顔クリーム、シャンプー・リンス

シャンプー・リンス・ボディソープは高級ホテルでもそれほど質は高くないので、こだわりのある方は持参した方が無難でしょう。注意点としては、機内持ち込みスーツケースの場合、液体類は100ml未満のケースに入れていないと手荷物検査時に没収されてしまいます。100均などで売っている小さなボトルに詰め替えて持っていきましょう。預け荷物に入れる場合は問題ありません。

電気シェーバー:[パナソニック] ラムダッシュ 6枚刃 ES-LS9AX-K

ホテルの使い捨てカミソリやクリームは安物で肌に合わないことが多いので、筆者は電気シェーバーを持っていきます。パナソニックのラムダッシュを愛用していますが、6枚刃モデルは切れ味はもちろんのこと、このモデルはUSB充電ケースが付いており、出張先でもUSBから充電ができるためとても便利です。

保湿液:肌ラボ 極潤ヒアルロン液

国や地域によっては日本より乾燥していたり、ホテルのボディソープが合わずに肌がカサカサになることがあるのであると便利です。手荷物検査で没収されないように小ボトルに詰め替えておきましょう。

医薬品・総合ビタミン剤

海外で医薬品類を手に入れるのはなかなか困難ですので、風邪薬、胃腸薬、下痢止め、サプリメントなどご自身の体質に合わせて必要なものを持参するようにしましょう。

筆者は胃腸は割と丈夫なため、風邪薬のバファリン、総合ビタミン剤のポポンSのみ少量持参するようにしています。

出張時は普段に比べて生野菜や果物が食べれなかったり、料理が偏ったりして各種ビタミンが不足しがちになります。ビタミンが不足すると代謝が悪くなり、体がだるい・疲れが取れないといった症状が出てくるので注意が必要です。

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耳かき・綿棒 ※任意

意外とランクの高いホテルでも備品にないことが多いです。

爪切り ※任意

1週間以上の滞在であれば持参した方が無難です。

ビニール袋・ジップロック(数枚)

着替えた下着を入れるために数枚持参します。

③ お土産

現地社員・駐在員・クライアントへのお土産

出張先でお世話になる方へはお土産を持っていくと喜ばれるでしょう。行き先によりますが、海外ローカルメンバーへはクッキーやチョコ菓子の類はハズレも少なく無難です。モナカなど餡子菓子は欧米などの食べ慣れてない国ではやや苦手にされることもあります。

駐在員の方へのお土産は、現地だと手に入りにくいため日本の食品が喜ばれます。筆者は常温で保存がきく昆布巻き、奈良漬、羊羹などを持参していましたが、本人の好みにもよるので聞けるなら事前に何が欲しいか聞いてみるのが良いでしょう。現地に住むとそもそも手に入らなかったり、売っていても高価なので日本からの食品差し入れはとても喜ばれます。

お土産用クッキーなどは空港でも買えますが、早朝だとショップが開店していませんし、時間に余裕を持って準備した方が良いので、事前に購入しておくのが無難です。

2. ビジネスバッグに収納するものリスト(貴重品・電子機器類・その他)

ビジネスバッグには、預け荷物にできないもの・常に持ち歩く必要のあるものだけを収納します。

ビジネスバッグに収納する持ち物
  1. 貴重品
  2. 電子機器類
  3. その他

① 貴重品

パスポート(残存有効期間6ヶ月以上)+ビザ(必要な国のみ)

国によっては有効期間日数の指定があるので、期限間近であれば早めに更新をしましょう。残存有効期間が6ヶ月以上あればまず問題ありません。パスポートの顔写真があるページは、スマホで写真保存しておきましょう。(白黒コピーもあれば尚良し)パスポートを紛失した場合、コピーやスマホ写真があれば再発行手続きがスムーズになります。

航空券

航空券は空港カウンターでパスポートを見せて搭乗手続き後に受け取ります。オンラインチェックインを済ませている場合は、スマホで取得した2次元バーコードが航空券代わりになります。預け荷物がない場合はカウンターでチェックイン手続きの行列に並ばずに、手荷物検査場からスタートできるので時間短縮になります。

現金・現地通貨

空港内での両替は変換レートが悪いので、現地到着後のホテル移動費用分くらいの最低限(1万円程度)にとどめておくのが良いでしょう。

多くの場合は現地空港や市内ATMでクレジットカードを使い海外キャッシングするのがもっとも簡単でレートの良い両替方法になります。手数料を差し引いても海外キャッシングの方がお得ですが、1回引き出す毎に手数料がかかるので、なるべくまとめて引き出すようにしましょう。また主要都市であればレストランやホテルの多くでVISA・Masterカードが使えるので出国時にあまり多くの現金は必要ありません。

クレジットカード(2枚以上)[海外旅行保険付き・海外キャッシング付き]

クレジットカードには海外旅行保険が付帯しているものが多くあるので、手持ちのクレジットカードの付帯状況を確認しましょう。

海外での医療費はどの国でも非常に高額になるケースが多く、例えばアメリカや中国で受診すると、風邪症状の診療と薬の処方だけでも3万円を軽く超えます。出張の場合は海外での医療費は会社負担になるのであまり心配いりません。ただし個人旅行の場合は、必ず海外旅行保険に加入するようにしましょう。クレジットカード付帯の海外旅行保険は無料のものが多いですがそれだけでも十分です。

また海外キャッシング、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードがVISA、Masterのそれぞれ1枚以上あると安心です。VISA、Masterで分けるのは、稀に片方しか対応していない店があるためです。万一、紛失・盗難にあってしまった際に備えて別々に管理しておきましょう。

筆者は過去にATMでエラーが出て現金が引き出せないことがあったため(磁気エラーと思われます)、海外キャッシング付きのカードも2枚以上持つようにしています。もし忘れ物があっても大抵のものは現地購入できますが、海外で現金がないと死活問題です。

② 電子機器

パソコン+ACアダブター

PCなどの電子機器は預け荷物にせず、ビジネスバッグに入れて持ち歩きましょう。電子機器類は手荷物検査場でチェックされるので取り出しやすい場所に入れておきます。ACアダプターは邪魔になるのでスーツケースに入れておいても良いでしょう。

スマホ+充電アダプター

空港や機内でもスマホは多用すると思いますので、充電アダプターは預け荷物にせず持ち歩きすることをオススメします。

モバイルバッテリー

移動時間が多くなる出張ではスマホやモバイルwifi充電のためにモバイルバッテリーは必須アイテムです。

特にコンセント一体型のモバイルバッテリーが便利です。この商品のいいところは、夜間に1つのコンセント差込口でモバイルバッテリー+電子機器2台を同時に充電できることです。コンセント変換プラグも1つで済みますし、荷物が減るだけでなく、バッテリーの充電し忘れも防げるので非常に便利です。

変換プラグ(行き先によって必要)

事前に行き先のコンセントタイプを調べておきましょう。米国、中国・台湾などは日本と同じAタイプのコンセントなので変換プラグなしでそのまま使えます。PCやスマホなどの電子機器であれば、ACアダプタが電圧100V~220Vに対応しているので変圧器は不要です。

モバイルwifi

スマホのデータローミングは通信料金が高額になるので、モバイルwifiのレンタルは必須です。

事前にWEB申し込みして自宅配送か空港で受け取りしましょう。

中国では通信規制があるためLINE、GoogleマップやGmail、Facebook、Twitterなどの中国外アプリは使用できません。しかしイモトのwifiであれば中国プレミアム回線サービスがあり、これらのアプリも問題なく使用できます

中国渡航の場合、長期滞在であればVPN契約する方法もありますが、短期出張の場合はイモトのwifiが便利でしょう。

iPad mini+電子書籍

筆者は機内やホテルで本を読むためにiPad miniを持参しています。iPhoneだと画面が小さくiPadだと持ち運ぶのには少し大きいので、本を読むならiPad miniが最適なサイズだと思います。長く紙本派でしたが、紙の本はかさばる&重いので2016年からKindle電子書籍派に変えましたが快適です。出張先でもwifiをつないで追加で本を購入できるのも電子書籍のいいところです。

ワイヤレスイヤホン:AirPods

出張中の移動通話や音楽にワイヤレスイヤホンが便利です。AirPodsは音質も良く、iPhoneとの接続もスムーズです。

③ その他

ウェットティッシュ(ノンアルコール)

手や口拭き、汚れ拭きなどカバンに入れておくと大変便利なアイテムです。

折りたたみ傘

突然の雨や東南アジアなど日差しのきつい国では日傘としても重宝します。

マイレージカードの申し込み

国際線は多くのマイルを貯めるチャンスなので、まだの方は搭乗する航空会社のマイレージカードの申し込みをしておきましょう。

予約時にマイレージ番号を入力するか、搭乗時にチェックインカウンターで伝えればマイルが加算されます。搭乗後に申請することもできますが、航空券の半券を航空会社へ送付するなど手続きが面倒なので注意が必要です。

まとめ:海外出張の持ち物リスト・便利グッズ一覧

この記事では「海外出張の持ち物リスト・便利グッズ」を紹介しました。

海外旅行でも参考になると思いますのでぜひご活用ください。

最後に持ち物リストを再掲しておきますね。

この記事を書いた人

本ブログでは20−30代に向けたキャリア形成・資産運用について役立つ情報を発信しています。

大手電気機器メーカーの経営企画管理職/投資歴15年以上、日本株・米国株・FX・日経225先物/アラフォー3児の父

Twitter「仕事に役立つ思考」「投資・お金の活かし方」について呟いています。

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