経営企画の魅力とは?仕事のやりがいTOP3【現役視点】

  • 「経営企画の仕事内容はやりがいあるの?
  • 「大変そうだけど実際のところ面白いの?」

この記事では、このような疑問をお持ちの方に向けて「経営企画の仕事のやりがい」について解説します。

筆者は大手電気機器メーカーで経営企画の管理職をしています。これまでの社会人経験を元に、20−30代の会社員に向けたキャリア形成仕事ノウハウをお伝えしています。

長年、経営企画に携わることで経営企画の仕事の楽しさ・つらさを存分に味わっていますので、これから経営企画になる方への参考にして頂ければと思います。

それでは早速見ていきましょう。

目次

経営企画の魅力・仕事のやりがいTOP3

経営企画の仕事ミッションは、経営層に近い立場で経営課題を抽出し解決に導くことです。

経営企画の仕事内容

  1. 中期経営計画の立案・推進
  2. 経営陣のトップサポート
  3. 特命プロジェクトの企画・推進

といった仕事内容が中心となります。下記の記事で詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。

それでは早速、「経営企画の魅力・仕事のやりがい」をランキング形式で3つ紹介したいと思います。

第1位 経営のノウハウを学べる

経営企画として仕事をする上で一番の特権だと思います。

社長・経営層と間近に仕事することで、

「事業を伸ばすために経営層は普段からこんなことを考えているのか」
「こうしたケースはこういった判断基準で意思決定するのか」

といった経験豊富な経営陣から多くの経営ノウハウを学ぶことができます

会社のトップになる経営層は、これまでの会社人生で事業の酸いも甘いも経験しており、そうした経験を元に会社の意思決定を迅速かつ正しい方向へ導いています。

WEBや書籍で学べる経営知識には限界があります。

やはり実戦に勝る経験はなく、「経営層のこれまでの実践経験を追体験することで得られる経営ノウハウは非常に価値がある」と筆者は実感しています。

第2位 会社経営そのものを動かせる感覚

経営企画の仕事は会社方針を大きく変えたり、会社の組織やルールを決める仕事も多くあります。

自分のした提案が経営層に認められて実行されていくと、あたかも自身が会社経営を動かしているような感覚にもなります。

もちろん、最終的には経営層が意思決定しているのですが、そうした大きな意思決定に関るための提案をできるということは非常にやりがいを感じることができます。

筆者の場合は、提言が採用されて数億円規模の投資が決まったり、会社の制度や組織構造がガラッと変わったといった経験をすることができました。

第3位 今後のキャリアアップにつながる!

経営企画で仕事をすることで、本人の努力次第で非常に多くの貴重な経験を積むことができます。

経営企画は経営層を支える大事な仕事内容が多く、社内でもエース級の人が配属されます。

経営企画への配属自体が昇進・昇格前の経験を積ませるためであることも多いため、社内での昇進が見込める可能性も高いと言えるでしょう。

また経営企画での業務経験は会社の中でも一部の人しか関わることのできない貴重な業務経験であることが多いです。

こうした経験は、他社でも同様に通用することが多いため、転職することでキャリアアップも十分可能です。

経営企画は仕事の重要さゆえに激務となることも多いですが、貪欲に業務経験を積めば今後のキャリアアップにつながります。

経営企画の仕事でやりがいを感じないこと

一方で、経営企画の仕事で「イマイチ面白みに欠ける部分や達成感に欠けること」も現実にはあるので解説します。

1. 関係部門との調整ごとが多い

経営企画の仕事内容としての、情報収集や社内組織を横断するプロジェクト推進などでは、関係部門との調整仕事が数多く発生します

会社の潤滑油として調整自体が経営企画の大事な役割でもありますが、目に見えるアウトプットが出ないため調整仕事はイマイチ達成感が少ないのも事実です。

しかし、調整仕事には高いコミュニケーション能力が必要になるので、コミュ力向上の修行と割り切って取り組む姿勢も大切です。

2. ルーティン、退屈な業務も多い

「中期経営計画の作成」「M&A案件の推進」などが経営企画の仕事としてあげられることも多く、これらは一見華やかですが年中そんな仕事ばかりがあるわけではありません。

M&Aも活発になってきたとはいえ、投資会社や銀行・商社を除く事業会社であれば2−3年に1件の中型案件(10億円−100億円規模)があれば多い方ではないでしょうか。(10億円未満の小規模な出資・買収であれば、企業戦略によっては多用している会社もあるとは思います)

そうした仕事を除けば、むしろ地味な仕事の方が多いかもしれません。

経営管理、経営課題への対応、そのための部署間の調整など、裏方に回る仕事も数多くあります。

主体的に動ける前線業務と比べると退屈な業務も多い言えるでしょう。

経営企画の仕事がつらい理由は下記の記事で詳しく紹介しています。

まとめ

今回は「経営企画の仕事のやりがい」について解説しました。

経営企画は経営に近い立場で仕事をすることで、非常に貴重な経験ができ自身が大きく成長できる仕事です。

プレッシャーも大きい仕事ではありますが、非常にやりがいのある仕事だと思います。

経営企画になる方はキャリアアップのチャンスだと思って、是非、積極的に仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

本ブログでは20−30代に向けたキャリア形成・資産運用について役立つ情報を発信しています。

大手電気機器メーカーの経営企画管理職/投資歴15年以上、日本株・米国株・FX・日経225先物/アラフォー3児の父

Twitter「仕事に役立つ思考」「投資・お金の活かし方」について呟いています。

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