経営企画になる前に知っておきたい専門用語【会議編】

この記事では「経営企画の会議でよく使われる専門用語・略語」をまとめてみました。

よく使われる言い回しや豆知識も入れていますので、経営企画になる前に知っておくと仕事がスムーズになると思います。

それでは早速見ていきましょう!

目次

経営企画でよく使われる専門用語【会議編】

アジェンダ(Agenda)

会議の「議題」のことを指します。

「この案件は次の会議アジェンダに入れておいて」

のように使われることが多いです。また、

「これが今回の経営会議のアジェンダです」

のように、議題に加えて会議の目的・日時・場所・出席者などの会議全体の設計図のことを指すこともあります。

論点

会議議題で「議論のポイントとなる課題」のこと。

議題を設定するときは、論点として会議で議論したいポイントを事前に明確化・共有にしておくことでスムーズな意思決定につながります。

逆に論点がはっきりしていないまま会議すると、結論が出なかったりよく分からない方向性に進んでしまうので、大事な経営会議ほど事前の論点設定をしっかりしておきましょう。

「この議題の論点は、A案とB案のどちらを選択するかです」
「議論が論点から外れたので、話を戻しましょう」

といった使い方をします。

プロコン(Pros&Cons)

賛成意見(Pros)と反対意見(Cons)のことを言います。

「選択肢がいくつかあるので、まずプロコンを整理しましょう」

のように使い、複数の選択肢からProsとConsを整理して合理的な判断をする分析手法としてよく使います。

ポジとネガ、長所と短所、メリットとデメリットもほぼ同じ意味ですが、経営企画や経営コンサルはプロコンという言い方を好んで使うことが多いです。

ファシリ(ファシリテーション/Facilitation)

ファシリテーション(司会進行)、またはファシリテーター(司会)を指します。

「今日の会議のファシリは誰がやるの?」

のように使われます。

有能なファシリがいるかどうかで、議論が収束するか発散するかが決まるほど会議の質に大きく影響します。

ラップアップ(Wrap up)

会議で議論した内容を最後にまとめること。

議論があちこち飛び火して何が決まって決まってないかが分からなくなってしまうことはよくあります。

その場合はファシリテーターがしっかりラップアップすることで、何が合意されて、何が課題として残っているかを確認することが大切となります。

オーソライズ

公に認められていること、決定権のある人が認めていること。

「この体制図は私案のため、まだオーソライズされていません」

のように使います。

コンセンサス

合意できていること。

「この目標数値は経理部門ともコンセンサスとって進めましょう」

のように使います。

役会(やっかい)(取締役会)

「取締役会」の略です。

業務執行の意思決定機関として、株主に選任された取締役で構成されます。

会社の意思決定機関としては、株主総会に次いで上位の意思決定機関になります。

経営企画が運営することもあれば、法務や総務などの部門で運営している会社もあります。

株総(かぶそう)(株主総会)

「株主総会」の略です。

会社に出資している株主が集まり意思決定する、会社としての最高意思決定機関です。

株主が柔軟に会社の意思決定できないため、株主の不利なことにならないよう取締役を選任して会社の意思決定を任せています。

付議(ふぎ)

議題を会議にかけること。

「これは取締役会付議の案件です」

のように使います。

終わりに

今回は、「経営企画の会議でよく使われる専門用語・略語」を解説しました。

今回出てくる単語はよく使われるものばかりですので、これから経営企画になる人は知っておいて損はないでしょう。

今回は以上になります。

この記事を書いた人

本ブログでは20−30代に向けたキャリア形成・資産運用について役立つ情報を発信しています。

大手電気機器メーカーの経営企画管理職/投資歴15年以上、日本株・米国株・FX・日経225先物/アラフォー2児の父

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