【ビジネス書を読むコツ】1年に100冊本を読む筆者の読書術

今回は1年に100冊以上の本を読む筆者が「ビジネス書を読むコツ」をまとめました。

筆者は大手電気機器メーカーで経営企画の管理職をしています。20代の頃は業界・専門知識を学ぶために1年に100冊以上のビジネス書を読んでいました。

ビジネス書はたくさん読むだけでなく、いつでも内容を引き出せるように頭にインプットしておくことが大切です。

今でも「過去に読んだ本に参考になりそうなことが詳しく書いてたな」と思い返して内容を確認することがあります。

この記事ではビジネス書を効率的に読み、そして引き出せるためのノウハウを紹介します。

目次

1. 本の選び方:学びたい分野の専門書籍を3冊読む

社会人であれば、新たな専門知識を身に付ける目的で本を読むことが多いでしょう。

自分にとって新たな専門分野を身に付けたい場合は、学びたい分野の専門書籍を3冊読むことをオススメします。

大体3冊ほど専門書籍を読み込むと、その分野の専門家とビジネス上の会話できるほどの専門知識を身につけることができるからです。

どのように3冊を選ぶのか、選び方のコツを紹介します。

1冊目:なるべく薄くて簡単な初心者向けの本を選ぶ

全く知らない分野を学ぶのは至難の技ですので、まずは時間をかけずにその分野の全体像を掴むことを目的に、なるべく薄くて簡単な初心者向けの本を選びましょう。

マンガでわかる●●シリーズがあれば、そうした本から手に取ってみるのがいいでしょう。

マンガは図解やストーリー式でわかりやすいだけでなく、大事なポイントを絞って説明されているので1冊目としては最適です。

2冊目:その分野でベストセラーになっている王道書籍を選ぶ

1冊目で専門分野の骨格となる全体像を掴んだら、次はその分野の王道的な位置付けの書籍から専門知識を肉付けしていきます。

多くの場合、Amazonで専門分野のキーワードを打つと評価の高い書籍が上位にくるので、レビュー数が多く評価の高い書籍を選ぶと良いです。

全体像をつかめた状態で読み込むので頭の中にすっと入ってくると思います。

3冊目:仕上げとなる専門性の高い1冊を選ぶ

先述の2冊を読むことでその分野の専門知識はかなり高いレベルのものになっていると思います。

3冊目は専門知識の仕上げとして、その分野の少しニッチな本を選んでみましょう。

王道書籍を何冊も読むと内容がかぶることが多いため、少し軸をズラした本を読むことで知識の幅を広げることができます。

例えば、プロジェクトマネジメントの分野をイチから学びたい場合は、1冊目、2冊目に読む本はこちらの本をオススメします。

2. 本の読み方:本を読んだら「読書メモ」を作る

筆者は本の内容はいずれ忘れてしまう前提で読んでいます。

ですが、いつでも読んだ内容を振り返りできるように、読んだ本の「読書メモ」を作るようにしています。

読書メモの作り方のちょっとしたコツを紹介します。

本の内容を何年も覚えておくことは普通の人にはできませんし、かといって内容を振り返りたい時にイチから本を読み返すと時間がかかるので、自分なりの読書メモを作っておくことはオススメです。

① 本を読みながらメモを取る

本を読んで「大事だな・使えるな」と思った箇所は、本を読みながらiPhoneのメモアプリでメモを取ります

電子書籍だと文章や図をそのままコピペやスクショで貼れるので便利です。

メモツールはEvernoteなども良いと思います。後から振り返りやすいように検索機能が付いているものを選びましょう。

② 本を読み終えたら「読書メモ」を整える

本を読み終えたら、メモを少し整えて、読了日や本の評価、感想などを追記して自分なりの読書メモを作ります。

筆者の場合は、下記のようなイメージです。

【読書】本のタイトル
・yymmdd(読んだ日付)
・★★★(3段階評価:★★★読み返す価値あり、★★どちらとも言えない、★読み返す必要なし)
・xxx(本の概要、本を読んだきっかけ、感想など)

<ポイント>
・xxx
・xxx

このような読書メモを作っておくと、内容を覚えようというプレッシャーなく本を読めますし、本に付箋やマーカーをするよりも、後からの本のポイントの振り返りが断然しやすくなります。

頭の中に「あの本にこんなこと書いてたな」というインデックス情報だけ覚えておけば、「あの本のポイントなんだっけ?」ということを、読書メモを見てサッと思い返すことができます。

さらに詳しく調べ直したい時には、読書メモのポイント見ながら本を読み返します。

読書メモには、本の内容のポイントだけでなく、自身の本に対する評価や感想を入れておくと、時間が経って振り返る時に本の印象を思い出す際の手掛かりになるのでオススメです。

3. 本を読むデバイス:電子書籍 × iPad mini / iPhoneで読む

筆者はもともと紙の書籍を好んでいましたが、2015年頃からは全てKindle電子書籍で購入してiPad miniかiPhoneで読んでいます。

最初は本に書き込みできなくなるので電子書籍自体を敬遠していたのですが、電子書籍を使い出してからはメリットの素晴らしさを実感してしまい、もう何年も紙の書籍を購入していません。

個人的にiPad miniが読むのに最適なサイズですが、持ち歩いてない時はiPhoneでも読んでいます。

Kindle電子書籍のメリット

① 本の置場に困らない

紙の書籍の時は順に捨てたり売ったりしていたのですが、読み返したい本などはなかなか捨てられず、どんどん増えていき置き場に困りました。

電子書籍なら場所を取らないので、本を捨てることなくいつでも読み返すことができます。

② 通勤中や出張中にも読める

紙の書籍は重くてかさばりますが、電子書籍ならiPhoneでも読めるのでどこでも持ち運べて隙間時間に読めます

筆者はコロナ前は海外出張・滞在が多かったのですが、その際も荷物を減らせるだけでなく、海外現地でもネットさえつながれば読みたい本が購入できるので重宝しました。

③ 文章や図をコピペしやすい

読書メモを作る時に、文章をコピペできるのも電子書籍の良いところです。

図も画面スクショでキレイに保存できます。

④ Kindle版だと紙書籍より安く買える

Kindole版は紙書籍より若干安い値段設定になっています。

ものによっては電子版の方が半額程度のセール対象になっていたり、Kindole版のみ無料で読めたりすることがあるので経済的です。

たくさんの本を読む人にとっては積もり積もって大きな金額になるので、少しでも安く手に入るのはありがたいことです。

【おまけ】興味のない本には時間をかけない:飛ばし読みでOK

ビジネス書にも当たり外れがあり、せっかく買った本でも内容がつまらないと感じることもあるでしょう。

そうした本に出会った時は、直ちに読むのを止めるか、飛ばし読みしてさっさと読み終えてしまいましょう。

過去の筆者は、つまらない本でも「せっかくお金を出して買った本だから」と時間をかけながら無理に最後まで読んでいました。ですが、低いモチベーションで読むので当然読むのにも時間がかかり、時には読書自体から遠ざかることにもなりました。

そうした興味のない本を無理に読む時間が勿体無いと思うようになってからは、興味のない本に当たった場合は残念ながら「損切り」だと思って読むのに時間をかけないようにしています。

まとめ:ビジネス書は「読書メモ」で自分の血肉に変えていく

この記事では「ビジネス書を読むコツ」を紹介しました。

ビジネス書を読むだけでなく、知識を血肉とするにはいつでもその情報を引き出せるようにしておく必要があります。

しかし、人間の脳は有限なので全ての内容を覚えておくことは不可能です。

自分なりの読書メモを作っておけば、大半の内容を忘れても、インデックスとなる情報から効率的に本のポイントを思い出すことができます。

読んだビジネス書の内容をいつでも引き出せるようにしておけば、ビジネス書を読む価値が何倍にもなるので是非試してみてくださいね。

今回は以上になります。

この記事を書いた人

本ブログでは20−30代に向けたキャリア形成・資産運用について役立つ情報を発信しています。

大手電気機器メーカーの経営企画管理職/投資歴15年以上、日本株・米国株・FX・日経225先物/アラフォー3児の父

Twitter「仕事に役立つ思考」「投資・お金の活かし方」について呟いています。

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